最近見た映画ーー『ブックスマート』を見て!
お久しぶりです。
今日はここ1ヶ月、2ヶ月で見た映画の話。
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ジョン・ヒューズ『ブレックファスト・クラブ』
オリヴィア・ワイルド『ブックスマート』(新作)
アイラ・サックス『人生は小説よりも奇なり』
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ざっとこんな感じ。順序は多分無茶苦茶だしあんまり関連はなかったりする。とはいえ、『ブックスマート』を見た後に『ブレックファースト・クラブ』を見たりはした。あとノーラン。
『ブックスマート』はMOVIXで見たけど、めちゃくちゃよかった。
カリフォルニアの高校生、しかもこういう言葉使うのダサいけど「ダイバーシティ」超クール!!…こういう雰囲気ってアメリカのリアルなのかしらん?(地域や学校によるだろ!というツッコミ)俺もこの高校に行きたかった!!ってくらい。
とにかくこの映画は、キャッチコピーに「最高な私たちをまだ誰も知らない」副題に「卒業前夜のパーティーデビュー」とあるように、高校生活を勉強に捧げてきた“ブックスマート”なモリーとエイミーの2人が青春を謳歌してないことに気づき、最後で取り返してやると卒業式前夜のパーティに殴り込みにいく話。基本的にはモリーとエイミーのそれぞれの恋路と周りとのやりとりが主だ。そして終盤には、2人自身やその関係性は見事に次の段階へと進んでいく。
さっき「ダイバーシティ」と書いたのは何かというと、生徒たちの「人種」とかジェンダーの割合とかのことが主で、これだけ白人男性の少ないアメリカのハイスクールものは僕は見たことがない。ラテン系もアジア系も黒人が結構登場する。また、主人公の片割れのエイミーはレズビアンだが、それらの設定はすごくナチュラルに存在している。(かなりどうでもいいが俺とエイミーの好みは近い)そしてそんなことは意識しなくなるほど、というかそういうことに埋没してしまわないくらい、キャラは個性的で全員サイコー!な良いやつというわけだ。
また、音楽もかなり良い。まず低音が効いてる。これはMOVIX京都への感想かもしれないが、ズンズン音楽にのりながら見れる映画になっている。それがこの映画のテイストとかなり合っててとても楽しい。
というわけで、この映画は友情と恋愛の話でバリバリの青春映画なんだけど、簡単にいえば2019年のものとしてかなりアップデートされてる。なんならその先を行ってるかも、特に日本じゃ。 ここにつまってるもの全てがマジで最高、とにかくみんな良い人で安心してみれるのでみんな見て欲しい。
ちなみにグレタ・ガーウィグ『レディバード』もこの映画と割と近いテイストの映画だ。なんならモリー役のビーニー・フェルドスタインは『レディバード』ではシアーシャ・ローナンの大親友を演じている。僕個人の感覚では『レディバード』の方が割とクラシックなお話だが、こちらも大好きだし、めちゃ楽しくて面白い(その上ティモシー・シャラメも出てる!)ので、おすすめの一本だ。
それと最近ノーラン映画を立て続けに見て、彼の映画の雰囲気がようやくわかってきた。撮影とか色とか、画的な話で。
『ダークナイト・ライジング』だが、俺は悪くないと思った。アンハサウェイ(キャットウーマン)周辺の描き方はかなり雑な気もしたが、ノーランのバットマン三部作を完結させるものとしてはかなり優秀ではなかろうか。
『インセプション』は『インターステラー』にも重なる作品だなあと感じる。主人公のパーソナルなこととミッション的なことがうまく重なっていく話として。
次、映画館で見るとしたら『mid90s』かなーー。
そういうわけで、今日のところはアディオス!!